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全身麻酔でCT検査 [cure/health]

6日の土曜日、三重県・伊賀上野にある動物病院で
CT検査を受けてきました。

病院嫌いな子ではないので(むしろ白衣を着た先生が大好き!)、
行くこと自体に不満は見せないものの、
「食べること命!」の華にとっては、
前夜9時からの絶食絶水がこたえたようです。
09-06-06-0001.JPG
夜7時半くらいに帰宅〜。
お腹がすきすぎて、
リビングに座り込む華。

いつもなら、
「メシ! メシ!」
と、ヤンキー娘のごとく
ごはんを催促するのに、
24時間の絶食で
そんな気力もないのか、
空腹を、ひたすら目で訴える。







今回のCT検査は、
疑わしい「肝臓の影」を見るためでした。


華は、ホームドクター(主治医)のところで
7歳のときから、年に1回、Dog Dockを受けてきました。
Dog Dock以外の血液検査も含めて、
際立っていたのが、
主に肝臓関連の項目の値(ALPなど)の高さでした。
微増減はあるものの、常に“高位安定”。


ホームドクターは、以前から
「一度、精密検査を」と勧めて下さっていました。
けれど、CT検査をするには、
全身麻酔をしなくてはなりません。
華の場合、4回目になってしまいます。
人間と同じで、全身麻酔を何度もするのは、
体にダメージがあるのではないか……
そう思って、私たちは精密検査を躊躇してきました。

けれど、この春、
ホームドクターから、
二次診療をしてくれる大きな動物病院(以前から
紹介していただいていた病院)に、
高性能のエコーの機械が入ったと、
教えてもらいました。
エコーの検査ならば、
全身麻酔をしなくてもOKです(
毛剃りをする程度で済みます)。
早速5月に予約を入れていただき、
エコーの検査に行ってきました。

その結果、肝臓に影はあったのですが……。
何かできているのか、
それとも、
角度の関係で組織が映ってしまっているのか、
確定診断はできません。


検査機械・技術の進歩で「わかること」が増えても、
「わかることの限界」も、また出てきます。
動物医療に限らず、
科学・技術とそれを使う人間の宿命みたいなものですね〜
[ふらふら]

エコー検査の結果を聞いて、
私たちは、
やはり、CTを撮って見ていただくことにしました。
エコーでキャッチした情報をそのままにして、
大きな病気を見逃すのは、怖かったからです。
それに、今の華の健康状態ならば、
全身麻酔のリスクも高くなさそうだったからです。
0810ベランダであくび.jpg


あ〜あ、
検査なんて、メンドーだわ。















5月のエコー検査の結果、
肝臓以外では、
「胆のう」に胆泥の影を発見したので、
胆汁の分泌を促進する利胆剤を飲んで様子を見ることにーーー。
幸い、原因の候補の1つだった「副腎ホルモン系」は、
血液検査の結果、シロだとわかりました。


そして、今回ーーー。

まず最初に行った血液検査によれば、
ALP、中性脂肪、コレステロールの数値が、やや改善されていました!
利胆剤が効いているようです。
よかった、よかった
[手(チョキ)]

CT検査の結果はーーー
やはり、「肝臓に何かある」ことは判明。
現時点で悪性とは言い切れないので、
血液検査の値を見つつ、今後、定期的にCTをとることになりました。
「何か」をハッキリさせるには、
お腹を開いて、組織をとって……ということになるので、

さすがに、それはしません。


検査結果の数値や画像は、
華の健康や身体について、
いろいろな懸案事項(もちろん健康であることも!)を
教えてくれるのですが、
本犬(華)は、今のところ、至って元気です。
……というか、飛び跳ねすぎ、暴れすぎ!

実は、CTで撮った画像を見ながら、
肝臓以外で今のところ心配な点として、
「脊椎の変形」を指摘されました。
老化によるものだと思われ、仕方ないとは言うものの・・・。
これは、昨秋のDog Dockのレントゲン検査でも見つけていて、
ホームドクターからも、
日常生活について注意を受けていたのでした。

「なるべく、飛んだり、跳ねたりしないように」

今回も、全く同じアドバイスを受けました。
でも、実のところ、
華は、一日に1度は、家の中で激しく飛んだり跳ねたりし、
階段をドドドーッと、ものすごい勢いで登ったり降りたりしているのです[ふらふら]
どちらの先生にも、そんな華の様子を説明し、
「困った、困った……」と訴えるのですが、
お二人とも、信じて下さいません。
なぜなら、
病院での華は、「よそゆきの顔」をしているからです。
診察しやすいおとなしい子、
触ったり、針を刺したりしても、嫌がったり怖がったりしない子、
愛想のよい子ーーーを演じ切っているからです。
この外面のよさが、……困ったものです。
まぁ、“家の中を飛んだり跳ねたりさせない”という
しつけができない私たちがダメダメ[パンチ]なのですが……。

今回、麻酔が利いている間に、
歯のクリーニングをしていただきました。
09-06-06-0004.JPG
先生から、
「真っ白になりましたよ」
と言われた歯。
歯石をとっていただいて、
ピカピカ、つるつるに!

歯そのものや歯槽膿漏に
「問題あり」と
言われなかったので、
とりあえず、ホッ。











09-06-06-0006.JPG
相変わらず歯並びの悪い前歯。
でも、ピッカピカです。



普段なら、こんなこと
絶対にさせないのですが、
さすがに麻酔の影響か、
帰ってきても、ぐったり。
「華ちゃん、ボー」。

ここぞとばかり、
普段は嫌がる口の中を観察!







病院へは、母と妹が行ったのですが、
すべて終了し、病院から出てきて
すぐに華に水をあげたら、
水筒のコップに3杯、一気飲みだったそうです。
最後は「げふっ」と言って、吐き出したとか。

車に乗るとすぐに「おやすみ」体勢となり、
家までの1時間半ずーっと爆睡〜。

病院が好きとはいえ、疲れたよね。
麻酔が切れたあと、きっと体がダルかったよね。
華ちゃん、ホントにお疲れさまでした〜。


まもなく12歳を迎えますが、
今回の検査で、
必要な治療(お薬)や今後の検査の予定、
私たちが留意しておくべき華の身体状態が
ハッキリして良かったです。
0902ブリッドボール.jpg

私の健康管理、
頼むわよ!


おねだり華。
おねだりするときは、
目が丸くなる。


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コメント 2

ぶう

12歳で全身麻酔、頑張りましたね。
うちはとめさん7歳、クマ子6歳で全身麻酔を経験しましたが、
相当しんどそうだったのを考えると、華ちゃん、本当に頑張りましたね。
そしてご家族も…。
とめさんも、前庭疾患の疑いがあるのですが、それをハッキリさせる為には、
可能性のある全ての似た症状の病気ではないと確認した後で、
やはり全身麻酔でCTを撮らねばならないという事で、
疑いは疑いのまま、様子を見ているところです。
by ぶう (2009-06-11 19:49) 

リスボン

★ぷうさん いろいろな可能性が考えられるときに、どこまで・どんな検査をするかは本当に悩みますよね。華も「肝臓は要チェック臓器(何かできている)」ということはハッキリしたものの、今後は定期的に検査しての様子見になります。肝臓に何かあるにしても、それがじーっとしてくれていればいいのですが。幸いなことに、本犬(華)は至って元気です!
by リスボン (2009-06-15 10:50) 

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