声変わりしちゃった!? [なんか・どこか・かなり変]
Text by 華姉
入院・手術から約1ヶ月が過ぎ、お腹の傷もほぼ癒え、
ようやく華にも我が家にも、日常生活が戻りつつあります。
そんな今だから笑い話として書けるのですが・・・
この写真は、退院の日、帰宅途中のSAで撮ったものです。
昼食を仕入れに行った華姉&母を
じっと目で追う華。
ここまで横たわって爆睡だったので、
起き上がったこと自体
驚きだったのですが・・・
車に戻ってきた私たちが手にしたサンドイッチに気付き、
文句を言い始めた華ですが、あれれ?
「んあ゛ぁ~ んう゛ぅ~ んあ゛ぁ~」(うまく表現できない・・・)
何だか、声が変? 枯れてる?
この時は一時的なものかと思いましたが、
帰宅後も、変な声は治りません。
もともと妙な鳴き方をする子ではあるんですが、
なんと言いましょうか、声変わりか、ニューハーフか・・・
(我が家でははるな愛になったと称していました。)
思い当たる節はありました。
病院(白衣を着た人?)が大好きな華は、
先生から「診療や検査が楽な子だ」と言っていただきます。
ただ、今回の10日間の入院生活では、
いろいろな場面で華の「声」についてのコメントをいただきまして・・・
まずは初日のCT検査の時。
麻酔なしでもおとなしくて問題なかったと聞き、
華 姉:「待合室まで華の声が響き渡っていたので、
無理かと思いました」
A先生:「検査や処置をする時は静かですよ~。
ヒマだと鳴いています」
続いて手術当日の朝。
2日ぶりの華姉&母の姿と
1月ぶりのリスボンの姿に
「あぁぁ~うわぁ~~」
あまりの声の大きさに、説明をしていたB先生が一言。
「ちょっと聞こえないから、静かにしようねっ」
(やさしい口調ですよ♪)
そして手術翌日、生死をさまよって生還した朝。
立ちあがって、声を出している姿に、
「生きようとしている」と実感した。
手術前とほとんど変わらない力のある声に、
B先生:「これだけ声が出ているということは、
明らかに回復傾向にあります」
手術後2日目の夜の報告電話では、
C先生:「ごはんをぺろりと食べて、
もっとほしいとワンワン鳴いています」
手術後4日目の面会の時。
退屈で仕方のないという顔。
待合室でも、うろうろと動き回る。
とても入院中とは思えない。
このとき既に、私たちに文句を垂れる声が
いつもに比べてかすれている(ハスキー)気がしました。
A先生:「ごはんも通常の量だし、よく鳴いているし、元気ですよ!」
華 姉:「寂しくて鳴いているのでしょうか?」
A先生:「寂しいというか・・・ 遠吠えのように時間を決めて鳴いていますよ」
華 姉:「・・・ご迷惑をお掛けします 」
――と、まあ、先生それぞれに気を使った言い回しや、
ユーモアあふれる言い回しをしてくださっていますが、
要は、「ちょっとにぎやかな」、
でも時には
「ちょっとにぎやか過ぎる」入院患者だったと思われます。
こうして出来上がった、はるな愛の声。
どれだけ喉を酷使したらこうなっちゃうのか?
当の華はまじめに(?)鳴いているのでしょうが、
聞いているこちらは、おかしくって仕方ありませんでした。
ヘンな声は、退院後3~4日は続いたでしょうか?
いつの間にか、元の声に戻っていたので、
ほっとするやら、ちょっぴり残念な気もするやら。
一番の後悔は、この声を保存しておかなかったことです・・・。
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