華の好きなもの その1 [好きなもの・嫌いなもの]
子犬の頃から犬用ガムが大好き!
飽きもせず噛み噛みし、ふとやめて、
ガムをくわえて部屋中を歩き回り、
おもむろに畳やカーペットや布団やクッションや文庫本の山や
フローリングの床を掘り始め、一生懸命に隠します。
人間には丸見えなんですけどね(笑)。
ガムを見て私たちが笑っていると、不安になるのか、
また隠し場所を求めて部屋をさまよいます。
かと思えば、「確か、ここに隠したはず」と
見当違いなところに掘り返し(!)に行った華が、
「ない、ない、なーーーい!」と慌てて、
「ここだったか?」「こっちだったか?」と、
探しまわっていることもあります。
そして、「私のガム、どこかに隠したでしょ?」
と疑り深い目で訴えてくるのです。
もちろん、隠したガムは私たちが回収。
それは12年近くくり返されていることなのですが、
「はじめから我々を疑う」って素振りを見せないところが、
まあ、可愛いというか抜けているというか。
ーーーいい加減、最初から疑ってみたら?(笑)
疑わない代わりに、ときどき、クッションや枕の裏から、
べったり張り付いたガムが見つかることがあります。
ベッドに入って背中にゴリッと堅い感触がーー
と思ったら、正体はガムだったことも。
私たちが気づかないうちに華が隠したもの。
「やられた!」って感じです。
うつらうつらしている状態の華。
隈とり模様の左右のラインと、
線のようになった目のラインが一直線になってしまってます。
改めて見ると、この顔、まるで扇を開いたみたいだわ。