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食餌療法スタート! [cure/health]

Text by 華姉

「胃の中に異物がコロコロ」だったら、
それを取り出せばおしまいだ!ーーーとの期待も虚しく、
残念ながら、病名がついてしまいました。[がく~(落胆した顔)]

でも、わかってしまったからには仕方ありません。
知らずに放っておくよりは、
思い切って精密検査をしてよかった! ととらえて、
この先、闘病生活を送らなくては!

結果が出るまでの1週間、
疑い濃厚だった、この「リンパ球性形質細胞性腸炎」という病気について、
いろいろネットで検索したところ、
今まで知らなかっただけで、
この病気と闘っているワンちゃんは、結構いるようです。

両先生のお話も総合して、私なりにわかったことはーーーー

※以下、素人考えも入っているので、医学的根拠にはしないでくださいませ。

[1]免疫に関する疾病だが、原因はまだ不明。
  人間で言えば「難病」らしい。
[2]体質的に持っているようなもので、
  通常はもう少し若いときに症状が出ている(もの)。
 → 華を子犬のときから診て下さっているホームドクターが、
    「コロコロ説」と迷われたのも、
   華が10年以上、胃腸トラブルがほとんどなかったために、
   まさかと思われたとか。
[3]症状が進むと消化機能がどんどん悪化し、
  栄養吸収ができなくなってしまう。
[4]リンパ腫を発症しやすい。
[5]治療に反応しにくい疾病で、食餌療法・ステロイド服用・
  対症療法を試していく。


ーーーとりあえず、検査結果の詳しい説明と、
今後の治療方針の相談のため、いつもの病院へ行きました。

P2009_0910_180404.JPG
定時で帰宅し、その足で病院へ。
とにかくお出掛けが嬉しい華。
玄関のドアの前でスタンバって、
「早くハーネスをつけてよ!』

数日前はぐったりだったのに、
また「元気な周期」です。













やはり、
食餌療法とステロイドが治療の基本となりますが、

できる限りステロイドの使用は避けたい、
どうしても使用しなくてはならないほど症状のキツいときに、
弱いものから投与したいーーーー


というのが、ホームドクターの考えでした。
伊賀上野の動物病院の先生も、
同じことを(検査の後で)おっしゃっていました。

そこで、食餌療法から
スタートすることに。
まずは、
「華に合うフード(=胃腸症状が出にくくなるフード)を探しましょう」
ということで、
各種メーカーの療養食やアレルギー食のサンプルをいただき、
(同様に伊賀上野の病院からいただいてきた)サンプルも試してみて、
華の食いつきのいいものを探すことに。

09-09-10-0001.JPG
この画像の向こう側では、
ハイエナが一頭、
スキを狙っています……。

 






これまで長年、愛用してきたフードも、
それほどいい加減なものではなかったつもりなんですが、
リスクを減らす意味でも、
今後は、市販のものは一切禁止! です。

……で、わが家に在庫中の未開封のフードは、
捨てるのももったいないし、そんなことしたら罰当たり! 
ということで、
お世話になった “犬ぞり師匠” に引き取っていただきました。
[わーい(嬉しい顔)]
感謝です!

なるべく限られた食材を食べさせてみて、
なにがNGフードなのかを見極めたいため、
もちろん、おやつや
パン(←華の生き甲斐!)NG
華のためとはいえ、
「これからは、にぼしクッキーや
 食後のデザート(=パン一口分)はなしだよ」

ーーーと、説明できないので、ホントにつらいです。[もうやだ~(悲しい顔)]

デザートのカップをぺろぺろするのも、
アイスコーンの端くれも、
あれもこれも我慢、我慢!

嗚呼!
華が歳をとったら、
少しずつ好きなものを解禁していこうと思っていたのですが……。

ただし、その他の生活上の注意は、とくになし。
胃腸炎なので、ストレスをかけないに超したことはないけれど、
当面は、日常生活を送って良いそうです(ホッ!)。

おそるおそる、先生に尋ねました。
『華は、お出掛けが生き甲斐なのですが、
 泊まりがけの旅行はどうですか? 
 行ってもいいでしょうか?」


「華ちゃんが楽しければ、ストレスにならなければ、いいですよ(笑)」
「ただし、旅先でも、決まったフード以外はダメですよ」


やった〜〜〜[exclamation×2]

実は、この質問は、
伊賀上野の先生にもしていて、
まったく同じ回答をいただいたのです。
お墨付き[るんるん]

ホームドクターはさらに、
「ご心配なら、ステロイド剤を処方するので
 持って行ってください。
 胃腸と下痢止めも持って行けば、安心でしょう?」

ーーーと、言って下さいました。

は〜〜〜。
実は、もう一生、八ヶ岳南麓には行けないのかと
覚悟していたのです。
八ヶ岳南麓の森や牧草地を歩くのは、
華の喜びの一つ。

大好きな秋のシーズンまでには、
なんとかフードを確定して、
体調が安定するように、華も私もがんばらなくちゃ!

さて、いただいたサンプル(療養食)の食いつき具合ですが……。

09-09-10-0002.JPG
「この味、食べたことないわ〜。
 おいしい、おいしい[exclamation]

 

 








基本的に「調子のいい周期」であれば、
新しい味に食いつかないはずもありません。


09-09-10-0003.JPG

「これも、うめぇ〜」

目やにを拭いている暇もないほどの
がっつきです。










「先生、何を食べたら具合がいいのか、
 華の場合は、判断不可能です……」



少なくとも、2−3種類を試した二日間ずっと異変はなく、

遅れていたフィラリア薬(種類を変えてみました)も、
ヒヤヒヤしましたが、
問題なく消化できたようです。

ーーーということで、
まずは、ポテト&ホワイトフィッシュ主体
アレルギー対応シニアのフードを購入。
一週間ほど試してみて,様子を見ます。


それにしても、療養食は高いですね。
[ふらふら]
先日の内視鏡やCTなどの検査代も、ひえぇえええええ〜! だったし。
華の体重とともに、わが家の財布も、
軽く、かる〜くなっていきます。

でも,華の健康と、
華にもらう幸せは「プライスレス」ですから
[exclamation×2]

加齢とともに、徐々に健康の問題も抱えて行くんだろうな、と
漠然と覚悟していたものの、
まさか、
消化器系の持病を抱えているとは、思ってもいませんでした。
決して楽観できない病気ではあるのですが、
絶望的でもありません。
なにより、
調子がいいときには(12歳ではあるけれど)
以前と同じようににぎやかに騒がしく忙しそうに
元気に過ごしています。[わーい(嬉しい顔)]

今後の状態をふくめ、
元気な華の様子をアップできるように、
今まで通りの華との暮らしを続けて行くつもりですので、
今後とも,よろしくお願いします[exclamation×2]




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コメント 8

ぶう

華ちゃんにとっても、皆さんにとっても、とってもいい先生に出会えましたよね。
ホント、すっごくいい先生~!
華ちゃんの体のこと、幸せの事を考えてくれて、心強いですよね。

by ぶう (2009-09-15 21:23) 

アレパパ

イヤ~華ちゃんの詳しいレポ、大変参考になりました。
うちもダリ坊も寒くなると調子が崩れるのよね…
元気なんだけれど、ウ○チが緩いのよ。
今年はどうなるか?おっかなビックリです。
華ちゃん、にぎやかに、騒がしく、忙しそうに、
して下さいね(笑)
by アレパパ (2009-09-15 22:32) 

華姉

☆ぷうさん ホームドクターは、先代わんこがかなり高齢になってからの緊急時に応対してくださった病院で、自宅から近いのが決め手だったんです。二次診療への紹介も含め、偶然とは言え、幸運の出会いだったと思っています。

☆アレパパさん 胃腸系のトラブルは、特に大きな病気を抱えていなくても日常的に症状がある場合もあるから、見極めが難しいですよね。本当に日々の観察が大事なんだなあって実感しています。いつもと違う“あれ?”が第一歩ですよね。

ダリル君は寒さに弱いんですか。本物のハスキーなのに(笑)。今年はお腹壊さないといいですね!
by 華姉 (2009-09-15 23:06) 

はまぐり

華ちゃん、いよいよ食事療法がスタートですね。
でも、この『療法』、どれがいいのか迷ってしまうほどに
華ちゃんはどの食事もお気に入りのようで、何よりですね。

食事療法の他にも
まだまだ色々試して見る事が沢山ありそう。
空気のいい八ヶ岳で、おもいっきりエンジョイするのも
きっと何よりの療養ですね!
by はまぐり (2009-09-15 23:08) 

華姉

☆はまぐりさん そうですね、食いつき具合というよりは食べて具合が悪くならないフードを探さなくてはならないんですが、何でも食べるので選択肢は広がります。。おかげさまで(笑)
by 華姉 (2009-09-20 15:59) 

まろん

はじめまして!突然すみませんm(__)m

「リンパ球性形質細胞性腸炎」を調べてて華ちゃんを知りました

最近一才4ヶ月になるトイプー(マロン)が「リンパ球性形質細胞性腸炎」と診断されました 
この先どうすれば良いのか不安だったんです…
でも日記を読ませてもらって少し安心しました。

食事療法が大事だと主治医に言われてたんですが、どんなフードが良いのか悩む毎日です
もしよければ華ちゃんのフードを教えてもらってもよろしいですか?
突然のずうずうしいお願い、申し訳ないですm(__)m


by まろん (2009-11-14 11:56) 

華姉

☆まろんさん
初めまして、こんにちは。

マロンちゃんもリンパ腸炎ですか。私も病名を聞いた時にものすごく不安だったので、お気持ちはよくわかります。普段はあまり聞いたことがなかったのですが、実は結構この病気の子は多いようですね。単に胃腸の弱い体質だと思って病院に行かない場合もあるでしょうし。

フードですが、華が現在続けているのは、「クリニカルダイエット」というシリーズです。ただし、これはシニア用で、療法食というよりは体重管理用の物のようです。たまたまこれが今のところ合っているという感じで。
マロンちゃんはまだ若いので、シニア用だとカロリーの面で別の問題があるかもしれませんね。

症状が出るきっかけとなったのがフードだとすると、何かの食材や成分が禁忌となっている可能性があるので、今まで食べていたものとの比較で試してみる、というのが基本的な考えでした。
例えば、華の場合は今までがラム&ライスだったので、とりあえずフィッシュとポテト主体に変えてみるとか。
主成分が米の場合は小麦にするとか、チキンはだめなんじゃないかとか、とりあえず食材に反応している可能性を試したわけです。

今までの食生活がよくわからないので、いい加減なことは言えませんが、例えば特定のおやつを定期的にあげている場合、ひょっとしたらおやつをやめるだけでもいいかもしれないですし、フードではなくて水を替えたらよかった例もあるそうですし。

華の場合も、フードを変えたことで症状は治まりましたが、同時におやつやパンもやめたので、何が効いたのか、正確な所はわかりません。

うまくアドバイスできなくて申し訳ありませんが、主治医の先生とよく相談されて、気長に試されるのがいいのではないかと思います。
また、何かありましたら、ご相談くださいね。
by 華姉 (2009-11-14 12:38) 

まろん

ありがとうございますm(__)m

今までフードの原材料にこだわってご飯を選んできたのでかなりショックだんたんです  今は病院から出された腸疾患のフードを与えてますが喰い付きが悪くって悪戦苦闘中です

マロンは突然の大量の吐血をし、この病気がわかりました
何がスイッチになって吐血したのか今探ってる所です
馬のアキレスや固いおやつやガムが大好きなのでそれが腸の負担になったのかな…とか
お水やフードで改善された例があるんですね!!私も色々試してみます!

心暖かいアドバイスありがとうございました
by まろん (2009-11-14 12:59) 

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