アスリートな華 13 ~‘05犬ぞり in 妙高編 ②~ [アスリートな華]
Text by華姉
今日は我が家の記念日です。
12年前の1997年11月22日、
名古屋市愛護センターで、熾烈な抽選(?)を勝ち抜き、
華は我が家の一員となりました!
華ちゃん、これからもまだまだ一緒だよ
さて、スケジュールの変更に気づかず、
発走時間に遅れてしまった、’05妙高大会、続編です。
とにかく、既に始まっているレースを横目に、
駐車場に向かって駆け下りました。
(会場と駐車場の距離が恨めしい・・・)
途中、ハーネスを装着したロシェを連れ、
そりを引っぱり、ゼッケンをかぶりながら、
急坂をものすごい勢いで駆け上がってくる
ロシェパパとすれ違います。
「出られるかわからないけど、
とりあえず華姉も急いでおいで~!!」
ひーひーと喘ぎながら
(標高が高く空気も薄いのです)
ロシェ号にたどり着いてみると、
車内では、非常事態を察したらしい華が
一人で暴れています・・・。
ロシェ号はロックされていましたが、
幸い、リアドアを開けておいていただけたので、
後部座席を乗り越えて乗り込む私。
怪しさ満点です。
通報されても文句は言えない光景だったでしょう(笑)。
※スキー場の駐車場には、
いたるところに“車上狙い注意”の看板が!
ともかく、華にハーネスを装着し、
私はゼッケンを首に引っ掛け、
華を抱いて、再び座席を乗り越えて脱出(?)。
なぜか、こんな時はめちゃくちゃ協力的な華(笑)。
そして、たった今駆け下りてきたばかりの坂を、
必死に猛ダッシュで駆け上がる
どうにかこうにかスタート地点にたどり着いた時には、
既に体力を使い果たしていました・・・。
「記録は残らなくてもいいから、
なんとかそりを引かせてください!」
とりあえず3組ともスタートさせていただけることに。
どなたにスタートの補助をしていただいたのか、
何も記憶にないのですが、
ぼろぼろのよれよれ状態で、
何とかスタートしてゴールしたようです。
ありがたいことに、写真もありました。
ちょっとぶれていますが、
貴重な1枚。
キックする力がなくて、
そりに乗ってしまっている私です。
アクシデントが
華の闘争心に火をつけたか?
いい笑顔!
実はこの写真では、
私も笑っているんです。
ゴールしたマッシャー3人組
(空パパ・ロシェパパ・華姉)は、
しばらくは呆然、廃人状態でした。
「やれやれ、ちゃんとしてくださいよね!」
とでも言いたげな、
ゴール直後の華の表情。
マッシャーの不手際をよそに、
犬のほうはいつも冷静沈着です。
やっと少し落ち着いた頃、
二度とこんなことがないように、
みんなで反省会をしました。
「今度から、出番が終わるまでは、お昼ごはんは我慢しよう!」
さて、すでに体力の残量がゼロの私ですが、
まだ雪上ドッグ&ラン(かけっこ)が残っています。
華のお得意分野なので、ここは頑張らねば
と意気込むものの、体に足が付いていきません。
「あれ?なんか地面が近づいてきた?」
見よ、この見事な海老ぞりを!
大人になってから、
こんなに気持ちよく転んだのは初めてです。
恥ずかしさと、
一種の不思議な快感(?)で、
しばし雪原とお友達に。
こうして、数々の失敗と、
翌日からの全身の筋肉痛をお土産に、
三度目の犬ぞり大会は終わりました。
そうです、「最初で最後」だったはずが、
いつの間にか三回目!
もしかして、華のこと、
「そり犬」って呼んでもいいのかな?
そして、アクシデントのせいもあるでしょうが、
「チーム」として大会に参加する楽しさ、ありがたさが
本当に身にしみて感じられるようになりました。
主に華と二人きりで大会に参加することの多い私にとって、
会場でのちょっとしたことにも、
お仲間がいるのはありがたいのです。
貴重な写真だって、
一人ではとても余裕がありませんでした・・・。
――ということで、またまた帰りの車内では、
次の大会に向けての相談がされていたのでした
「これで終わりじゃないんですか?」
● 05.2.6 1Dogスノードッグ・ラン(150m) 9組中8位
雪上ドッグ&ラン(50m×2) 16組中16位
※写真を下さったみなさまに感謝!
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