アスリートな華24・完~バギトレ見学 編~ [アスリートな華]
Text by 華姉
2006年4月の妙高犬ぞり大会を最後に、
アスリート生活(?)から引退した華。
このブログでも度々ご紹介しているように、
大会などを通じて知り合ったわんこ友達、
そこから広がったハス友ちゃんたちとは、
今もお付き合いが続いています。
今回は、そんなまったりとした引退生活の中、
久々にアスリート時代を思い出したか?
というある一日のご紹介です。
「多頭引きチームと合同のバギトレするから、
華ちゃんも来ない~?」
というジョナさんからのお誘いを受けて、
久々の犬ぞり練習に行ってきました
※バギトレ:バギーを使ったトレーニング
2009年2月9日、冬晴れの長良川河川敷。
集まった多頭引きチームは、
地元・東海地方のM橋さんチームとKazuさんチーム、
大阪からはりょうやんさんチーム。
大会常連の多頭引きチームの皆さんは、
シーズン中は毎週のように河川敷のトレイルで練習されています。
練習参加のハスチームは、
ロシェちゃん・クルーク君のロシェ家と
大阪から凌くんの薙まま家。
そして、見学者の華&華姉。
長良川河川敷に集まった
各チームの車&ドッグBOX
久々のこの雰囲気に、
遠巻きに「通りすがりの者」の振りをする華(笑)
「私とは関係ないですよね?」
いえいえ、華ちゃん。
見知ったお友達わんこや、
何度となく乗せていただいたロシェ家号でしょ?
こうやって車に係留されるのも、
久々の感覚だね♪
普段はなかなかできない、
1キロのロングコースとバギーでの練習。
若手のクルークくんとパワフルな走りの凌くんを中心に、
それぞれのぱぱさんたちは、師匠のぱぱさんたちから
熱心にアドバイスをもらいます。
クルークくん&ロシェパパ
りょうやんさんのスタートに
Kazuさんの先導です。
※バギーはエンジンをかけていません
上の鉄橋は、東海道新幹線のもの。
電車が通るたびにものすごい轟音がしますが、
スタート地点での騒音等に動じないための練習にもなるんだって!
凌くん&もっちーさん
力強い走りだね!
若者が練習に励む中、華はというと・・・?
薙家号の
凌くんのゲージにあった
巨大ガムを見つけて
勝手に入り込んだり・・・
ロシェちゃんと二人、
久々に並んで
まったりしたり・・・
クルークくんに
遊びを仕掛けたり・・・
退屈してるかな?と心配でしたが、
何となくこの雰囲気を楽しんではいたようです。
多頭引きチームの本格的なバギートレーニングは
こんな感じでもう少し長い距離を往復します。
M橋さんチーム
のスタート。
すごい迫力!!
これを見送る華は・・・
やっぱり遠巻き(笑)
「せっかく来たんだから、自転車くらい引かせたら?」
というお誘いもありましたが、
河川敷のトレイルには石がごろごろとしていたので、
華姉の自転車技術を考えて、遠慮しておきました
(この時、華は11歳半)
本当に、見てるだけ~食べてるだけ~でしたが、
華はもちろん、私も久々の犬ぞり世界にどっぷり浸かって、
楽しい楽しい一日を過ごさせていただきました
お誘いいただいてありがとうございました
この日、集まった顔ぶれのうち、
Kazuさんチーム、M橋さんチーム、りょうやんさんチームは、
華チームが犬ぞりの世界に足を踏み込むきっかけとなったり、
初期の頃に出会っていた方々。
一方、ロシェ家とは大会で出会い、
そのつながりで薙まま家とも知り合いました。
そして大会会場などで
多頭引きチームのみなさんと
ハスキーチームのみなさんもそれぞれ顔見知りになり、
ぐるーっと回って、つながって、
全員、この河川敷でわいわい笑って楽しんで・・・
競技人口が少ないゆえ、
ドッグスポーツの世界は狭い、とはいうものの
わんこのつなぐ縁、
華がつないでくれた輪っていうのは、
大きくって深くって、得がたいものだなぁ。。。
―2月の冬の陽射しの下、
大好きな雰囲気の中でボーっと練習を眺めながら、
幸せな感慨にふけっていた華姉なのでした。
華にはハスキーの血が確かに流れているという事実を、
目の当たりにしたアスリート時代。
我が家にとっての、犬と暮らす幸せの概念も大きく変わった、
そんな夢のような時間でした。
この幸せな記憶を忘れないように
何とか形に残したいと考えて、
このブログで紹介させてもらうことにしました。
当初は、アスリートシリーズを集中的に書き上げて
一気に連載する意気込みでしたが、
膨大な写真と記憶の整理には、予想以上に時間がかかり、
あれもこれもと、どんどん記事が増えていったり・・・
途中で華に病気やアクシデントがあったり・・・
何とか最後まで書き終えるのに、
1年以上もかかってしまいました
読んでくださったみなさん、ありがとうございました!
また、ドッグスポーツを始めようかと迷っている方にも、
もしかしてほんの少しでも何かの参考になればいいな、
なんてことも思っています。
なお「アスリートな華」シリーズは
今回で完結となります。
登場してくださった多くの皆さん、
当時、貴重な写真や映像をくださった皆さんに
改めて感謝申し上げます!
アスリートな華 23 ~‘06犬ぞりin妙高 編 ~ [アスリートな華]
Text by 華姉
何だか、とんでもなく季節外れで恐縮ですが・・・
久々にアスリートシリーズの続きです。
~第1回 スノードッグフェスタ in 妙高杉ノ原~
06年3月の湯沢大会から約1ヵ月後。
シーズン最後の大会があるということで
またまたロシェ家と一緒に
新潟県・妙高高原に出かけました
名古屋ではもう桜が咲こうかという4月の頭でしたが、
さすがに豪雪地帯の妙高です。
前日の土曜日に宿泊したペンション・アムールさんの前には、
まだまだたくさんの雪が残っていました。
ロフト付きのツインルームで
華と宿泊。
もう何度目かな?
すっかり遠征にも慣れて
リラックスしているね♪
大会当日の2006年4月2日(日)
お天気は生憎の雨 しかも強風のおまけ付
スノードッグフェスタの大会はいつもそうですが、
コースのコンディションによって距離が変わります。
この時も、華のエントリーした1Dogレースは、
延びに延びてなんと450mに
吹き降りの雨の中、レースはスタートしましたが、
そりは滑らず、ぐしゃぐしゃに溶けた雪に脚をとられ、
なかなか前に進みません。
途中で何度リタイアしようと思ったかわかりませんが、
華に負荷をかけないよう、私がそりを引きながら、
華と二人、450mのお散歩となりました
この大会、写真はありません。
あとで映像をいただいたのですが
(どうしてもアップできませんでした・・・)
苦戦しながら華と二人、
とぼとぼと歩いている姿が映っています。
今思うと、何となく、
「このレースが最後だ」という予感があったのだと思います。
どんな形でもいいから、とにかく華と一緒にゴールしたい。
その思いだけで、白い風景の中、
華の背中を見つめて、華に語りかけて、
歩いていたという記憶があります。
そして―
予感どおり、これが、
華の約2年にわたるアスリート時代の最後の大会となりました。
華チームのみならず、
この大会はすべての参加者に酷なコンディションだったため、
大会終了後にはいろいろな方から
「このままじゃ引退できないよね~」
「来年も会おうね!」
という温かい言葉をいただきました。
でも不思議と、
最後となったこのレースに
悔しさのようなものはあまり感じないのです。
その前の湯沢大会で燃え尽きた、というのもあるかもしれませんが・・・
雨と風と雪景色の中、
華と語りながら歩いたこの妙高での9分31秒53という時間が、
むしろ、最後にふさわしい時間として、私の中に残っています。
●06.4.2 1Dogスノードッグ・ラン(450m) 27組中26位
キックスレッドレース(公開競技・80m) 45人中17位
アスリートな華 22 ~‘06 犬ぞりin越後湯沢 編 ②~ [アスリートな華]
Text by 華姉
2006年3月5日(日)、湯沢大会の続きです。
お?この写真は・・・?
今回の大会、恒例(?)のチャレンジレースとパン食い競争(笑)以外に、
華と華姉には重大な任務がありました。
それは・・・
何と、ハスキーズチームの一員として、リレーに出よう!
という無謀なもの。
越後湯沢の犬ぞり大会には、
NOME to Japanという名称がついています。
これは、1925年、アラスカのノームで伝染病が発生したときに、
一刻も早く血清を運ぶため、1,600㎞の距離を犬ぞりで昼夜リレーしたという
実際にあった出来事にちなんで名付けられたものだそうです。
そして、その名前の由来の通り、
ろうそくの灯りの元で行われるナイターレースや、
荷物をバトンにチームで競うリレー競技など、
個性的なレースも用意されている大会なのです。
2004年の第7回大会に初参加した時から、
チーム戦のリレーがとても楽しそうで、
とはいえ、なんちゃってアスリートの華には縁が遠そうで、
華姉にとっては憧れのレースでした。
確かに、今回はロシェちゃん、空ちゃんに加えて凌くんも参加しているので、
華が加われば、4頭という頭数だけは揃います。
でも・・・リレーのバトン代わりになるのは、
そりに積んだドッグフードの大袋!
体重に近い重さの物を華が引けるわけないじゃん!
―と思っていた華姉。
大会前、ジョナさんから
「リレーもエントリーするから、華姉よろしくね♪」
との連絡を受けたときは、てっきり
『サポーター(中継地点でフードのバトンを運ぶ役です)だよね』
と思っていました。
「何言ってるの~華姉もマッシャーだよ♪」
と言われてもなお、
『そうか、凌くんに乗る人がいないのかな?
あのパワー(高山で体験済み)を制御できるかな・・?』
なんて、考えていました。
後で聞いてびっくり
サポーターは薙まま、
凌くんに乗るのはりょうやんさん、
そして華姉はちゃっかり、華のマッシャーとして登録されていました。
しかも、わんこの年齢順にエントリーシートを記入したら、
そのまま、華が第一走者になってしまったって・・・。
お~~い、知らないよ~~!
さて、実際のレースは果たしてどうだったのか・・・?
東のハスキー仲間のハンクママさんからいただいた動画を
編集してみました。
うまく見れますでしょうか?
まずは、第一走者の華から第二走者のロシェちゃんまで。
(動画:約19秒)
続いて、第三走者の空ちゃん、アンカーの凌くんです。
(動画:約18秒)
えへへ、結構頑張っているでしょ??
――って、もちろんこの映像は、いい部分だけを編集しました。
コースの後半ばかりだもの、わかりますよね(笑)
実際の様子はというと・・・
1.華 直接対決のA・マラミュートチームのソーマくんに負けまいと、
スタート地点ではやる気マンマン。
ところが、いかんせん、フードが重くって・・・
スタートの合図とともに前にダッシュしたものの、
動かないそりにもがき、
結局、半分までは華姉が重いそりを引いて走りました。
もう、ヘロヘロでした。
2.ロシェ 既に華からバトン(フード大袋)を渡されたスタート時点で1.5周遅れ。
待ちくたびれた?ロシェちゃん、
コース途中でトイレタイムも挟みつつ・・・
映像のパッシングは、
マラミュートチームの第三走者を抜いたところです。
3.空 食べ物に目がない空ちゃん。
大好きなフードの匂いがぷんぷんするそりを、
心穏やかに引けるはずもありません。
何度もそりの所へ戻って、
いい匂いの出所を確認していました、可愛い~。
4.凌 りょうやんマッシャーとともに、エースの登場ですが、
出番が来た頃には
マラミュートチームはとっくにフィニッシュ。
独走状態で、途中見事な転倒も見せつつ、さすがのゴールでした~!
実は、これらの出来事はすべて、
後でいただいた映像を見て初めて確認しました。
華姉は、とにかく酸欠状態と、皆さんへの申し訳なさで
ゴール地点で朦朧としておりましたので・・・。
ぶっちぎりのタイムでの最下位は、
ほとんど華姉&華のタイムロスかと思っていたら、
みんなそれぞれにいろいろあったようです。。。
それでもやっぱり、
憧れのリレーに、ハスキーチームの一員として、
華と一緒に出られたなんて、夢のようでした。
おまけに、初挑戦のハスキーズ、でこぼこチームでよく頑張ったということで、
敢闘賞までいただきましたよ
でへへ、初めてのメダルです!
ちょっと恥ずかしいけど、ちょっと誇らしい。
さて、最後は恒例のパン食い競争です。
「やっと私の本番です」
きりっとした表情の華ちゃん。
過去2回の大会はリスボン&華で出場したので、
華姉は初めての体験。
パンにつけられたくじでは、無農薬の魚沼産コシヒカリをGETし
さらにさらに、何と!パン食い競争で3位に入ってしまいました
まさかの表彰台!
華もちゃんとポーズをとっているのがおかしいです。
この大会でメダルと賞状を2つもいただけるなんて、思いもしませんでした。
優勝はロシェパパ&ロシェ。
堂々の二連覇です。
さて、会場では、関東のハスキーズともたくさん遊びました。
当時3ヶ月の銀河(ぎんが)&昴(すばる)くん。
華と大きさ一緒じゃん!
恒例の集合写真も。メダル率高いです。
華、8歳のシーズンも、こうして無事にレースを楽しめました。
ロシェ家の皆さん、薙まま、空家のみなさん、りょうやんさん、
そして大会で声をかけてくださったみなさんに感謝です
● 06.3.4~5 1-2Dogチャレンジ200m 26組中16位
1Dogリレー1,000m 8組中8位 敢闘賞
愛犬と一緒パン&ジャーキー食いToTo競争80m 22組中3位
写真&映像をいただいた皆さんに感謝!
アスリートな華 21 ~‘06 犬ぞりin越後湯沢 編 ①~ [アスリートな華]
Text by 華姉
~第9回 Nome to Japan犬ぞり大会~
2006年2月の高山合宿でそり犬復活!を確信させてくれた華。
前年11月に開腹手術をした時には夢にも思いませんでしたが、
「華ちゃんも大丈夫そうだし、また一緒に行こうよ~♪」
とのロシェ家のありがたいお誘いを受けました。
2006年3月4日(土)、
まさかまさかの三度目の湯沢大会に向けて、イザ!出発
おやつをもらうロシェを
背後からじ~っと見つめる華
しかも!
今回は、薙まま&凌くんもいっしょにロシェ号に同乗ですよ!
途中の佐久平PAにて休憩&ランチ。
華ちゃん、やけに嬉しそう?
PAにはスキー場や
雪のドッグランがありました。
しばし走り回る3匹。
大会前日は、
わんこOKの石打丸山温泉・ホテル古城館に宿泊。
薙まま&凌くんと、華姉&華が一緒の部屋に泊まりました。
他のわんこと一緒の部屋で寝るのは初めての体験。
凌くんに怒られないか心配だったけど、結構仲良くしてたかな?
華の遊ぼう攻撃に付き合ってくれた凌くん。
ありがとうね♪
部屋の中で走り回って暴れていた2人でしたが、
夜は凌くんがまだ遊びたそうにしているのに、
華が先にお休みモードに。
反対に、朝は
華が目覚めるとすぐに凌くんの所へ行ってちょっかいを出すのに
凌くんは寝起きが悪く不機嫌な感じ。
わんこも年配の方が早寝早起きで、若いと夜型なのかな?と思って
ちょっと面白かったです。
朝のトイレ散歩の時に、
凌くんと2ショット!
さて、3月5日(日)、大会当日です。
お天気は今年も快晴だけど、
雪の多さと気温の高さのせいか?
トレイルは結構ボコボコでした・・・
大会主催者の方々、
トレイルの準備には相当苦労されたと思います。
いつもいつも、頭が下がります。
華は今回も1~2DOGチャレンジ200mにエントリーしました。
今年もいい感じ!
華ちゃん、笑顔です。
足が短くて細い華には、今回のトレイルはちょっと酷でしたが、
右に左に状態のいいところを探しながら走っているのが
後ろから見ていてもよくわかりました。
今回も頑張ったね、見事にゴール!!
今回も笑顔の華。
翌年の湯沢大会のパンフレットに華の写真が使われたそうです
光栄だ~!
三回の湯沢大会、それぞれに想い出や感慨は深いのですが、
この時は手術・入院を経ただけに、また格別の幸せがありました。
そして―
今回の湯沢大会、これだけではありません。
目玉はまだまだ、この後にあったんです
続く。
アスリートな華 20 ~ 復活!高山合宿 編 ~ [アスリートな華]
Text by 華姉
またまたしばらく間が空いてしまいました
5月の華ちゃんですが、
膀胱炎(のなりかけ?)を繰り返しつつも、
今年はまだ暑い日が続かないせいか、
比較的元気に過ごしています。
体重が14キロを超えるくらいに 元気です。
ということで、久々のアスリートシリーズをアップします。
05年3月の石川ギグを最後に、ドッグスポーツはシーズンオフに。
4月から職場を異動した華姉は、休日出勤が増え、
さらに、10月には華が思わぬアクシデントで開腹手術!
(→2009.7.13の日記の後半参照)
そんなこんなが重なり、
2006年が明け、本格的な冬がやってきても、
前年・前々年の出来事がまるで幻のように、
「犬ぞり」の世界が遠く感じられていました。
そこへ、ジョナさんからメール が!
「華ちゃんの毛は生え揃った~?」
(↑ 開腹手術でお腹はつるっぱげになっていた)
「2月に高山でハスキー集まるけど、一緒にどう?」
「そりも積んでいって、みんなで練習するよ♪」
もちろん、こんな嬉しいお誘いに乗らないわけがない!
今回は母までもロシェ号にお邪魔して、いざ高山へGOです。
約1年ぶりにロシェ号に現れた華。
ロシェのチェックが入ります。
あっという間に雪の世界へ。
高山IC近くのドッグランで、
関西や北陸からのお友達を待ちます。
華は久しぶりに会う銀ちゃん(銀次くん)に大興奮
華:うっほほ~い、雪だ雪だ~~~
華ちゃん、宙を飛んでいます!
ロシェちゃん&銀ちゃんに
積極的に近づいていったと思いきや・・・
華:銀ちゃん、あそぼ
銀次:お、おれかよ?
ロシェ:何よ、私は無視なの!?
華:銀ちゃ~ん
銀:な、何か積極的なおばちゃんだなぁ
※当時、華は8歳半です。
この後、キレたロシェとともに、
3人で仲良く雪原を走り回っていました。
まだお腹の毛は揃っていませんが、
元気な華にまずはひと安心です
さて、気付くとドッグランはハスキーだらけに
各方面からお仲間が集合したので、
車を連ねて 飛騨高山の風情ある町並みを素通りし(笑)、
今夜のお宿、「高山わんぱらホテル」(旧・丹生川村)に向かいます。
犬連れ専用のホテルですが、
深い雪に覆われた森の中にあって、結構ムードがありました。
レストランも、
この日はハスキー軍団が目立っていました。
華ちゃん、誰にあっかんべぇしてるの?
食後は、団体なのでプレールーム(ホール?)を貸切にしていただき、
室内ドッグラン状態で遊びました。
ビームの眼が怖いです・・・
高山わんぱらには、別棟の貸切温泉もありました。
わんこも一緒に連れて行けるし、
温泉棟までの道は融雪されているし、
ダウンの半纏(どてら?)や長靴も貸していただけます。
さて、翌朝。
ホテル併設のドッグランが雪で使えない代わりに、
そりの練習に格好の林間コースをホテル側で除雪してくださいました!
そりが初めての皆さんも、
本気モードのロシェ家・空夢家も、
みんなで代わる代わる練習です。
ハスキー飼いには犬ぞりは憧れですから、
みんな我が子の走りっぷりに興奮!
華は「見てるだけ~」のつもりでしたが、
一応(?)持ってきたハーネスを付けたら、やはり血が騒ぐ
(血が騒ぐのは華姉という説もある)
約1年ぶりの走りです。
雪もふかふかで最高だし、
変わらぬ楽しげな表情に、
本当に安心です。
手術した時にはどうなることかと思いましたが、
よくぞ元気になってくれました
華ちゃん、あんたは我が家の横綱級です
オフ会名物、
薙ままによるコスプレ大会も。
絶対にムッとした表情になる華です
さて、気楽な練習会ならではの試みとして、
空&ロシェコンビなどの2頭引きもテストしていたのですが・・・
ここで調子に乗った華姉は、
「やっぱり一番やる気のあるのは華ちゃんだよね♪」
の声に乗せられて、
無謀にも凌&華という究極の2頭引きをすることに。
2頭引きのラインにつなぐこと自体、
初めての経験となる華ですが、
意に介することなく、スタート地点まで
凌くんに遅れまいと、一生懸命引いて上がっていきます。
「ん?これはできるかも??」
―――いえいえ、できるわけがありません
足の長さが倍 違います
これ、
縦につないでいるのではありません。
横つなぎです。
完全に華が遅れています。
全力で走っているのですが、
凌ちゃんの全力には追いつくわけもありません。
私は必死に足でブレーキをかけています。
実は、この写真は連写の一部で、
この後の構図も続くのですが・・・
とても公の場に出せません。
後で見てぞっとしました。
よく怪我をしなかったものです、華ちゃん。
これに懲りて、二度とそりを引かなくなるのではと心配しましたが、
この後、平地でつないでみたら、
平気な顔でトコトコと引っ張ってくれました。
華がトラウマにならなくて本当に良かったです。
ごめんね、華ちゃん
そして、恒例の集合写真~
8.5ハスの迫力です!
せっかくいいコースを作っていただいたから、
もう少し練習していくという空夢家を残し、
関西&名古屋組はここでお別れ。
ロシェ家と華家は、
途中、土産&ランチ&ちょっぴり観光して
名古屋に帰りました。
飛騨の里で
合掌造りの家を見学しました。
すごい雪だなあ。
思いがけず、母も一緒に雪の高山旅行を楽しめて、
本当に幸せでした。
ロシェ家の皆さん、いつもいつも、ありがとうございました
そして、まだまだアスリートであることが確認された華。
今シーズンも頑張ってみるか~
※写真を下さったみなさまに感謝!
アスリートな華 19 ~‘05 石川ギグ 編 ②~ [アスリートな華]
Text by 華姉
05年石川ギグ大会、続きです。
例によって、自分の出番はあっという間に終わり。
応援に来てくれたチャーリーくんも
「たった数秒のために、
関西や関東や東海地方から、これほどの人が・・・」
と絶句 していました。
確かに、初めて見たらびっくりするかもしれませんね(笑)。
でもね、前の年は北海道からも参加していたんだよ♪
残った時間は、
応援をしたり、お手伝いをしたり、お昼ごはんを食べたり・・・
今回は、ロシェちゃん&空ちゃんが初めて2Dogに挑戦しました。
美形コンビ。
絵になりますね~。
漕ぎ手は空パパ。
ゴール間近、ちょっと2匹が怪しい感じに・・・
この直後の決定的瞬間が、
表彰式で写真パネルになって
プレゼントされましたね。
後ろの白山連邦がきれいです。
こちらは、閉会式の準備中、
凌ちゃんに遊んでもらう華。
大きな凌ちゃんを何とか攻めようと必死ですが、
簡単に乗られています、ぷぷっ。
この時、華は7歳半。
当時は、十分に大人だと思っていましたが、
今思うと、本当に若かったですね。
下から攻めようとするも、
隙がなく・・・
正面から挑もうとするも
脚が届かず・・・
それならばと跳んでみたが
その場ジャンプでは意味がない・・・
(凌ちゃんは何だか余裕だし)
「これでどうだぁ~!」
渾身の体当たりをするも・・・
(めっちゃ浮いてるし。
リードのしなりが
半端じゃない。)
あっという間に
反撃食らったよ
何とかまともに
組み合えました。
頑張ってるな~華!
最後に、恒例の集合写真を
会場の手取川の堤防で撮りました。
この写真も、白山連峰がきれいです。
左から、
空ちゃん・ロシェちゃん・
たまちゃん(福井から応援に来てくれました)・
凌ちゃん・華
こうして、手負いの華姉でしたが、
無事に石川大会を終了できました。
振り返ると、サイクルレースはこれがラストレースに。
ラストにふさわしい、充実した、満足のできるレースでした。
もちろん、帰りの車中は、
ニコニコした華姉と爆睡中の華の、濃密な時間が・・・。
※写真を下さったみなさまに感謝!
アスリートな華 18 ~‘05 石川ギグ 編 ①~ [アスリートな華]
Text by 華姉
華の膀胱炎、
幸いにも軽いものだったようで、
苦いお薬のおかげ?で、すぐに良くなりました。
―ということで、落ち着いた所で
またまた少し間が空いてしまっていた
アスリートな華シリーズ、続きです。
~第8回 GIG RACE in 石川~
厚木大会での転倒による、
衝撃の「肩甲骨亀裂骨折」診断から、3日間。
悩みに悩みました・・・一応(笑)
04年は途中棄権した石川大会です。
リベンジのためにもやっぱり出たい
強烈な湿布で固めてあるので、もう痛みはほとんどありません。
それに、今回を逃すと、
ハスキーのお友達にもしばらく会う機会がなさそうです。
――ということで、大会前日の2005年3月26日(土)、
雪のためのチェーン規制の解除を待って、一路、北陸に向けて出発
「ここが今日のペンションですか?」
想像以上の豪邸じゃん!
会場から車で5分ほどの所に、
大学の同期・チャーリーくんが住んでいます。
せっかく近くまで行くからと、連絡してみたら、
何と、華ともども泊めてくれるって! ありがたい
それがこの豪邸で・・・華と二人、家の中で迷ってしまいましたよ。
私と華は、奥様がやっている
英会話の教室を使わせていただきました。
華ちゃん、英語の勉強する?
さて、大会当日、3月27日の日曜日
1年ぶりの河川敷の会場ですが、
相変わらず石川大会は参加者多し!
「この雰囲気は、また走るんですね?」
車も犬もバイクもいっぱいです。
華チームのミーティング?
説得、あるいは懇願?にしか見えません。
『華ちゃん、
転ばないように
絡まないように
一所懸命に頑張るから
よろしくね!』
「私はいつもどおりですが・・・」
石川大会はエントリーが多いので、
開会式の終わった後は、どんどんレースが進行します。
あっという間に、華チームの出場する1Dogオープンが始まりました。
今大会の目標はただ一つ。
「無事にゴール」です。それだけ。
バイクの準備など、みなさんのフォローを受けながら
いよいよスタート地点へ向かいます。
緊張のカウントダウン。
スターターはロシェパパです。
華姉の持っていったバイクは
この大会では規定外で、
今回もロシェ家のバイクをお借りしています。
「5、4、3、2、1、Go~~~!!」
*以下、スタートからコースに沿って、
皆さんにいただいた写真をつなげてみました。
<スタート~序盤>ロシェパパのおかげでスムーズに出ました。
“華ちゃん、GO!”
ロシェパパの
絶妙な送り出しで
うまくスタート。
「GO GO~」
いいじゃん、いい感じじゃん!
<中盤>途中、カメラ目線ですが(笑)、順調にコースを取っています。
「こら、カメラマンに気をとられるなっ」
「いいねぇ~その調子♪」
「カーブもしっかり曲がるね!」
「楽しい楽しい♪」
<終盤>オレンジのネットからが、因縁のノーペダリングゾーン。
「うぅっ、因縁の・・・」
「もう迷わない。
漕がない、降りない」
華はますますスピードに乗っています。
「漕がない 降りない 迷わない!」
華の笑顔が嬉しいです。
華ちゃん、私を十分引いています。
大丈夫、もう大丈夫!!
そして――2年越しの石川ギグ、ゴ~~~ル
大好きな薙ままが待っていてくれた
ゴールへ飛び込んでいく華。
やりました、華も私もやりました!
初めてノーペダリングゾーンもクリアできました
言葉にならず華を称える華姉。
しばし、ゴール地点で
華と語らってしまいました。
厚木大会での骨折アクシデントから1週間。
悩みに悩んだけれど、来て本当に良かったです
もちろん、怪我をしているのを知っている仲間の皆さんの
温かいお気遣い、フォローがなければ無理だったと思います。
今思えば、バイクのレースでまともに完走したのは
この05年の石川ギグが唯一と言っていいくらいです。
(すべて、華姉の責任ですけどね・・・)
しかも、華もレース犬として、一番いい走りをした大会。
この大会の走りっぷりから、アスリートな華と名づけたくなったんです。
振り返ってみても、自然に胸がいっぱいになる、
幸せがギュッとつまった、24秒69でした。
空ちゃんと
わんこ同士のねぎらいの光景?
● 05.3.27 1Dogオープンクラス
グループAタイプⅡ 130m 17組中14位
※写真を下さったみなさまに感謝!
アスリートな華 17 ~‘05 厚木サイクルドッグ編 ②~ [アスリートな華]
Text by 華姉
2度目の厚木サイクルドッグ、続きです。
転倒のショックと、痛みで元気のない華姉はさておき、
レースの合間の駐車場では、
ハスキーズに混じった華の楽しいひと時です
関東組とも交流。
この子はオーディン君ではないかな?
5年前は、果敢に遊ぼうとしていましたね~。
今では考えられない距離感です。
凌ちゃんも久しぶりでした。
これも、今思うと考えられない積極性
凌くん&ロシェちゃんがたじたじとしているように見えます。
華「凌ちゃん、遊びましょ~♪」
凌「えっ、いやや」
ロシェ「凌くんに何するのよ!」
華「遊ばないなら齧っちゃいますよ!!」
凌「痛いねん、何すんねん、やめてんか」
華ちゃん、歯をむき出してすごい顔。。。
このとき、華は7歳半。
久々に当時の写真を見ると、
犬にとって、5年の歳月は残酷だなぁとしみじみ思ってしまいます。
小さな体でもこんなに乱暴狼藉を働いていた華が、
12歳半になって、簡単に尻尾を巻いてしまうと、
昔を知っているハスキーズは確かに扱いに困るかも・・・
いずれにしても、
本物の(?)ハスキーにも、会場の雰囲気にも、
堂々とした華でした。
大会を通じて、いろいろな意味で成長したんだよね
そして、遊び疲れたら、みんなでお昼寝タ~イム
閉会式終了後、関東組とともに記念撮影をしました。
初めましての方が多くて、
全然覚え切れていません、すみませんです。
さて、力走の華にまたも私が応えられず、
“転倒”というイタい結果となった2005年厚木大会ですが、
後日談があります。
転倒時に左肩から落ち、
レース後も翌日も、肩に違和感がありました。
「筋でも違えたかな?」と思い、
固まらないようにぐるぐる回していたのですが
( ↑ これがおバカでした)
翌日も翌々日も、激しく痛くはないものの、
ある動きをするとかなり痛い。
次の週末には石川ギグもあることだし、
「念のため」というくらいの軽~い気持ちで
仕事帰りに病院 に行ってみたら・・・
『 これ、割れてますよ』
「 」
確かにレントゲンで見ると、
肩甲骨にピシっと見事な亀裂が走っていました・・・。
「お姉ちゃん、
骨折したままで
名古屋まで運転したんですか?!」
診断は全治3週間。
場所が場所だけに、固定もできず、
ひたすらくっつくのを待つだけです。
石川ギグまで、残り4日。
治るわけがない。
でも・・・実は厚木大会の直前に内定が出て、
4月からの異動が決まっていました。
新しい職場は土日の出勤も多そうで、今後2~3年はその状況が続きそうです。
そして、華の年齢を考えると、
3年後4年後にレースに出られるかは不透明。
1年前には、ノーペダリングゾーンの失敗で
ゴールできなかった石川大会。
参加を断念するのか
会場に応援にだけは行くのか
ーーそれとも・・・?
苦悩の数日間が過ぎていきました。
(続く)
※写真を下さったみなさまに感謝!
アスリートな華 16 ~‘05 厚木サイクルドッグ編 ①~ [アスリートな華]
Text by 華姉
2005年の湯沢犬ぞり大会の記事以来
ず~~~っとアップしていなかったアスリートシリーズですが
決して終わったわけではございません。
シーズンに合わせて、この冬に集中的にアップしようと思っていたところ、
まぁ、華にとんでもない事件が起きたりして・・・
今さら感もありますが? あと少し、頑張ってアップしたいと思います。
まずは、05年湯沢犬ぞり大会の続き、
同じく05年3月の、厚木サイクルからです。
ちょうど5年前、今はなくなってしまった大会です。
写真を選ぶのにも、懐かしくって、
なかなか作業が進まないんです。。。
~第2回 JADCサイクルドッグ大会~
年明けから怒涛のように3つの犬ぞり大会に参加した2005年。
(実はその間に、恒例の稚内JapanCupの観戦もしていました)
雪のシーズンはそろそろ終わりですが、
今度はサイクルレースのシーズンです。
3月初めの湯沢大会から、2週間空けて、
3月20日の厚木サイクル、27日の石川ギグと、
前年に引き続き、2つのレースにエントリーしました。
(今思うと、勢いとしか言いようがないです・・・)
まずは厚木大会。
今回は、久々に華号での遠征です。
春休みの3連休、
東名はひどい渋滞でした。
やっとたどり着いた浜名湖SAにて休憩。
先は長いなあ・・・
大会前日の土曜日はリスボン宅に泊まり、
日曜日の早朝、
リスボンとともに会場(神奈川工科大グラウンド)に向かいました。
今回は、おなじみのロシェ家、空(そら)家と、大阪の凌家が参加するほか、
関東のハスキーズのお仲間もたくさんいました!
1年前(2004年)の大会に連れてきていただいたnojiさんとも、久しぶりに再会!
05年シーズンは、犬ぞりの会場では、1度もお会いできなかったのです。
noji家のニューフェイス、
こぼちゃん(A.マラミュート)とご挨拶。
空ちゃんもこぼちゃんと挨拶(?)。
スタート前なのに、何やってるんだか・・・?
空ちゃん「大きかったね~?!」
華「空ちゃんも大きいですよ」
ーーなんて、会話しているのでしょうか?
ジョナさんに触ってもらうのが大好きで、
すぐに背中を向ける華です。
04年大会はチャレンジレース(呼び込みOK)にエントリーしましたが、
今回は1Dogレディース(乗り手が女性のレースです)に挑戦しました。
お仲間ハスキーズのスタートを一手にこなしていた
アレパパさん(←ですよね?)と。
お会いしたのは、この時が初めてでした。
初めて見る華の小ささに
「アレ?」って思われたでしょうか?
アレパパさん、リスボンとともに
スタート地点へ。
ハスキーズと勝手が違って、
腰をかがめなくてはいけない?
自転車のレースは久々でしたが、
この冬の犬ぞりの経験によって、
私の中から、華のスタートの不安は消えていました。
やはり無難にスタートし、前に前に、集中して走る華。
くねくねと若干曲がりくねったコースですが、
ネットで仕切られたトレイルを、しっかりとコース取りして走る華。
私は、華の重りにならないように、
かといってラインを緩めないように、
華のお尻付近をしっかり 見ながら 、
スピードコントロールをするだけです。
順調に走る華。
ゴール直前のこのポイントから
ゴールまでの間は、
ノーペダリングゾーン(※)です。
※ノーペダリングゾーン:ペダルを漕ぐのが禁止されている区間。
ん? ノーペダリングゾーンと言えば・・・悪夢がよみがえります・・・
(04石川ギグ編参照)
「あの時はスピードを上げようとして、絡まった」
「華に私と自転車の重さを引くパワーはない」
瞬間的に出した結論 は、「降りて一緒に走る」でした。
左足を地面に着いて、
自転車から降りようとする私・華姉。
そんな葛藤を知らずに、
ひたすらゴールに向かって疾走する華。
この直後でした。
あれ? 自転車から降りた瞬間、
“一人膝カックン状態”、地面が近づいてくる・・・
どっひゃー
とっさに自転車を体で受けました。
華の上に倒れなかったのが幸いでした。
照れ笑いしながらのゴール。
足もよれよれ、肩も痛い、
それでもコマンドを聞こうと耳を傾ける華の姿に、
何より心が痛い・・・。
またもやノーペダリングゾーンでの判断ミスでした
誤算は、「体感以上にスピードが出ていた」ことと、
「450m自転車を漕ぎ続けた私の両脚は、想像以上にダメージを受けていた」こと。
いえいえ、言い訳ですね。
練習していれば、
いろいろ試していれば、
状況に応じた的確な判断ができるはずなのですから・・・。
● 05.3.20 1Dogレディース450m 18組中18位
※写真を下さったみなさまに感謝!
アスリートな華 15 ~‘05犬ぞり in 越後湯沢編 ②~(11/27) [アスリートな華]
Text by 華姉
2005年3月6日(日)、湯沢大会の2日目です。
ロシェ・空ちゃんは、それぞれオープンクラスに出場しました。
ロシェ家のおニューのそりは、ロシェ号とともに整備工場
今回も、りょうやんさんにそりをお借りしました。
華はというと、1年前2004年のこの大会では、
無謀にもマスタークラスに出てしまいましたが、
今回は冷静に(笑)、1~2Dogチャレンジレースにエントリー。
出番は午後なので、午前中はお手伝いや応援で過ごします。
会場内をうろうろしていると、嬉しいことに、犬ぞり界の大先輩、
多頭引きレースに出ていらっしゃるような方(雲の上のような存在?)からも
「華ちゃん、こんにちは」と声を掛けていただきます。
この大会に受け入れられている! という喜びがわいてきます♪
驚いたのが、ロシェパパがいつの間にか
六日町市までレンタカーを取りに行き、
ペンションに預けてあった荷物を回収して、
再び会場にいたこと!
さっきレースに出ていませんでしたっけ
驚きの早業でした。本当にロシェパパ、大活躍です!
今回は、前回の妙高大会の教訓を生かし
あらかじめお弁当を注文しておきました。
快晴の空の下、雪景色に囲まれて食べるランチ、最高
――さあ、いよいよ午後。華の出番です。
チャレンジレースは緩やかなカーブを描く片道のコースでした。
Uターンのコースが苦手な華にとって、これはいい感じ
さらに気温も低く、雪質もよく、そりもよく滑りそうです。
初めての挑戦だった前年(2004年)は、緊張 のスタート地点でしたが、
私にも余裕が出てきました。
リラックスしてカウントダウンを待ちます。
「華~ 行くよ~! 走るよ~!」
「3・2・1、Go~~」
あとは、写真をご覧ください。
このやる気みなぎる表情!!
耳は後ろに、しっぽは水平に。
わかるでしょうか?
これ “そり犬” の走りです。
ゴール地点から、
「華ちゃ~ん!」という多くの声が
聞こえてきました。
その声に向かって走り、
その声に迎えられてゴール。
ちょっとよそ見していますが、いい顔です!
別の角度からの1枚。
“犬ぞり” の雰囲気が出ていて、
お気に入りのshot!
写真を見ると、華も笑っていますが、
実は私も笑っているんです
主催者の方に
「去年に比べて、マッシャーも犬も格段に表情が良くなった!」
とのお言葉をいただきました。
華の笑顔のおかげか?
翌年の大会リーフレットに、華の写真を使っていただいたようです。
楽しい37秒間でした。
おそらく、私の中のベストレースです。
何がいいって、
“華が私を運んでいる” という一体感を
ありありと実感できたのです。
ひょっとしたら、初めてだった前回大会は、
華にとって楽しいものではなかったのかもしれません。
でも、今回に限っては断言できます。
華も楽しんで走っていました!
走る犬なんですね、やっぱりハスキーは。
たとえ半分しかハスキーの血は入っていなくても、
人間がその素質を引き出してあげたら、ちゃんと発揮してくれました。
犬ってスゴいです。
ゴール直後。
この笑顔を見せてくれれば、人間も安心です!
さて--人知れず深い感動に浸る華姉をよそに、
こちらはいよいよ本番。
もちろん今年も出場します、リスボン&華の“パン食い競争”
めちゃくちゃ真剣モードのスタート地点。
基本的に華は「負けず嫌い」なんです・・・
パンをわしづかみ、
こちらも本気モードのリスボン。
華も闘志全開で走ります。
ちなみに、リスボンは
パンに飛びつく時に
ずっこけていました・・・
――こうして、2度目の湯沢大会は終わりました。
ロシェ家には大変なアクシデントが起きたのに
申し訳ないような気もしますが、
個人的には大満足!の大会、そして2005年のそりシーズンでした。
閉会式を待ちながらまったりタイム。
ロシェも華もお疲れかな?
リスボンを越後湯沢駅に送っていただいた後、
慣れないレンタカーで、関越名物の大渋滞にはまりながら、
疲れも見せずに運転をしてくださるロシェパパの後ろで
満足感と疲れで、華とともに爆睡してしまった私なのでした・・・。
● 05.3.5~6 1-2Dogチャレンジ200m 13組中 9位
愛犬と一緒パン&ジャーキー食いToTo競争80m 20組中 9位
※写真をくださった皆さまに感謝!!