綱渡りでした。。。 [cure/health]
Text by 華姉
10日ぶりの我が家に戻った華。
「ゆっくり寝させて回復させてあげてください」
との先生の言葉どおり、
自分のベッドで、コタツで、
安心したようにすやすやと寝ています。
ところが、食べ物の匂いをかぎつけると―
「なに食べるんですか?」
「お手伝いしましょうか?」
エリザベスカラーはストレスがひどそうなので、
抜糸まではお洋服で対応です。
入院前、食事に見向きもしなかったのが嘘のようです。
すっかり(食欲の方は)元通り。
ハンスト疑惑や飽きた説もあったフードも、
ぺろり、もっとくれ!
やっぱり、華が食欲をなくしたときは、尋常ではないんです。
小腸に異物混入事件とリンパ球性腸炎発覚についで、
これで3回目だというのに、馬鹿な華姉です。
それにしても、今回(も?)、綱渡りで助かった華の命。
腸炎だったから・・・その1
リンパ球性腸炎で、フードが限られていたからこそ、
食欲がないとなると困ってしまい、早めにドクターに相談しました。
そうでなかったら、好物のパンなどで様子を見て、手遅れだったかも・・・
腸炎だったから・・・その2
ホームドクターが念のために2度の血液検査をしました。
そして白血球の急増という異変をキャッチできました。
年末だったから
万一、大きな病変が起きていて、お正月休みに家で急変したら?
というのが不安で、年内に精密検査に行きました。
結果的に、ぎりぎりのタイミングで手術までいけました。
麻酔なしでCT検査ができた
本来は麻酔の必要な検査をしない日でしたが、
麻酔なしでCTにトライしてくださり、見事成功。
1日早い対応となり、麻酔の負担も減らせました。
ちなみにバスタオルとガムテープで固定されていたらしい華。
じぃっと伏せていて、終わって肩をトントンされるまで
固まっていたそうです。
万全の体制での手術
年内最後の通常体制(院長以下、フルスタッフが待機)の日に
手術ができました。
元々はそれほど困難な手術ではない予定だったのですが、
結果的に緊急体制になったわけで・・・
振り返ってみると、この日でよかったと思います。
つまようじが刺さっていたのが脾臓だった
異物を食べたことに全く気付いていないケースでした。
たまたま摘出予定の脾臓に突き刺さって止まっていましたが、
これが他の臓器だったら・・・と思うとぞっとします。
まだまだ、偶然の幸運はたくさんあったような気がします。
大晦日から元日にかけて降った大雪が、数日ずれていたら・・・
緊急事態とも気付かないまま、軽く伊賀上野行きを延期していたでしょう。
白血球があのタイミングで増加しなかったら、
正月休みの間にきっと華は・・・
ほぼ一月ぶりに見る、フードの準備が待ちきれない華の姿を見て、
華の持って生まれた強運と生命力に感謝し、
姉としての至らなさに恥じ入っている華姉なのです。
華ちゃん、頑張りましたね(涙)
ご家族の皆さんも、心臓が凍りつくような年末年始でしたね(涙)
明けましておめでとうございます…というご挨拶が出来て、
本当に良かったと思います。
華ちゃん、こんなに頑張ったんだから、
今年はいい事、いっぱいあるよ!
書き難かったであろう事を、お話していただいて、
私も気をつけなくちゃと肝に命じました。
とくにとめさんは、最近はテーブルの上のものすら、
掠め取ろうとするので…(滝汗)
by ぶう (2010-01-07 20:19)
こんばんわ
華ちゃんは元気そうですね。家のわん子達にも幸運のおすそ分けを頂いて、長生きしてもらいたい物です。
by 八ヶ岳のシルバーロード (2010-01-08 00:54)
久しぶりの日記を拝見して
一体何がどうなっているのか
何が起こっていたのか・・・。
本当に驚きました。
そして華ちゃんのもつ強運!と食欲!!が
助けてくれたんだなぁ~と。
「つまようじが脾臓にささる」ということが
未だによく理解できません。
胃か腸を抜けた?ということなのでしょうか?
まさか・・・そんな・・・??
とにかく私は驚き、
そして華ちゃんご家族のこのお正月の心配を思うと
大変な年末をお過ごしだったんだなぁ・・・とお察しします。
これで、食欲も戻り、
まさしく、体の中も目視でオッケーをいただき、
健康そのものの年明けですね。
by はまぐり (2010-01-08 11:09)
★ぷうさん、今だから「(お腹を)開けまして、おめでとう」と冗談も言えるのですが、摘出した脾臓と、そこに突き刺さった串(つまようじ)を見たときは、心臓が凍るというより、全身の力が抜けました。拾い食いにこれまで以上に気をつける一方、食いしん坊・華の「ちょっとした異変」を見逃さないようにしなくちゃ! です。
by リスボン (2010-01-08 13:07)
★八ヶ岳のシルバーロードさん、完全復活して、また今年もお世話になりに行きたい! です。退院4日目の現在、よく寝て、よく食べて、「散歩に行きたい!」と有り余った力で布団を振り回すなど、見事な回復ぶりを見せてくれています。
by リスボン (2010-01-08 13:10)
★はまぐりさん、「読んでびっくり!」ですよね。
つまようじは口から入って、最終的に脾臓に突き刺さって止まったようです。胃を通り抜けているのは明らからしいのですが、その他の臓器も抜けたのか、あるいは傷つけて脾臓に至ったのか、確かなことはわかりません。
どういう形で口に入ったのかも、わかりません。<その瞬間>を見ていれば、すぐに病院に行って、内視鏡手術で取り出していただけたのでしょうが、まさか、つまようじ1本が食道を通り抜け、体内を漂っていたとは想像もできず……。
ホントに怖いです。九死に一生を得た華には、長生きしてもらいたいです。
by リスボン (2010-01-08 13:20)
☆はまぐりさん
あけましておめでとうございます。新年早々、心配させてしまいましたね、すみません。
私たちも、正直言って爪楊枝が脾臓に刺さった経路はわからないんですが、補足しますと、胃壁を突き破って出たことまでは(胃壁の痕跡から)わかったそうです。それ以外はとにかく手術も時間との勝負で、よくわからなかったって・・・。
そのうち、リスボンが生々しい写真をアップするかもしれません。
by 華姉 (2010-01-08 19:39)